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空手をつづけるわけ

2012.12.27.16:31

明後日は冬合宿。

一般部は滝行ですね

今年は試合や演武会など発表の場がたくさんあり、いろいろな人との出会いで価値観を分かち合い、さまざまな経験をとおしてどうして空手をしているのかという一つの自分なりに納得できる答えがでました。

どうして空手を続けているのですかといった会話がよくありますが、自分でもあんまりわからなくて、たぶんわからないからつづけているのかなぁくらいにもおもっていました。

でも私が空手を続けている意味に一つの答えがはじめてでました。

それはどんな厳しいことがあっても、耐えられる心と体を身に着けるためです。

だから空手の稽古は厳しければ厳しいほど良いし、辛ければ辛いほど私の心を満たします。



私の祖母は昭和2年生まれで青春時代は戦争まっただ中、そんな大好きなおばあちゃんと土曜日の夜は一緒に寝ていました。

私の祖母はいつも戦争の話、昔話、先祖の話をしてくれました。

戦争の話は恐ろしかったです。

恐ろしければ恐ろしい情報ほど本能が欲します。

先日なくなられた作家のはだしのゲンやピカドン、わだつみの声、硫黄島の戦い、沖縄地上戦、二〇三高地。

戦争は被害だけではありません、日本軍による捕虜の人体実験や拷問、残酷なことだらけです。

そして終戦後の日本の憲法第9条。

戦争放棄ってすごいことですがすごく勇気がいりますよね。

だって相手がどんなことをしてきても自分は手を出さないってことです。

すごく覚悟がいります。

国同士であれば、財産をとられたり、ルールをかえられたり、

人間同士であれば、爪をはがれたり、冷たい水をずっと浴びせられたり、殴られ続けたり・・・。

想像すると怖くてどうにかなりそうです。

でも歴史を振り返れば明らかにそういう事実があります。

そして今でも世界のあちらこちらでそういう現実に直面している人間はいます。

私はこういう現実に直面した時にも相手を恨まず、心穏やかに覚悟していたいと思うから、だから空手を続けているのだと気づきました。

ひどい目にあったと相手や世界を恨み、泣きわめきながら死ぬのは嫌だと思うからです。

もちろんこんな目に合わないのが一番です☆

ですから青少年育成!

こどもが戦いの恐ろしさや無意味さ、礼節の大事さ、思いやりを身に着けてくれれば、そんな世界はやってきません。

正しい心で相手を思いやって生きていく世界が本当に大事です。

平和がいちばん。

おばあちゃんのくちぐせです☆

心から世界の平和を祈ります。

そしてみんな思いやりのある大人に育ちますように






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Author:チームTORA
空手という武道を通して子供たちの健全な育成をめざします!

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